パン吉さんとしいくいんの、日々を一生懸命に楽しく生きる絵日記です。

2019年01月

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しいくいんは今日からお仕事。パン吉さんは4日からだったんですけどね。
頑張ります。
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この門松から抜けると上の絵のしいくいんになります。

次にまーちゃんと会ったのは震災後。
しいくいんは1週間に2、3回宮城を行ったり来たり。

比較的震災後すぐ、兄が姪っ子もお嫁さんも連れて来ました。
(ほとんどはしいくいん1人で行ってた。)
兄は一人でくるのは辛すぎて、お嫁さんに一緒に来て欲しかったみたい。
余震があるかもだし、子供はお嫁さんのご両親に預けた方がいいのにな、と思いながら…。

結構ふらふら二人でどっか行っちゃうし。
しいくいんは子供がいるしなぁと思って、寒くないように防寒具や、宮城はまだお店も閉まってたのでおにぎりを結んで、飲み物等を持って行っていました。
兄は、まーちゃんがお腹空いた、と言うと、『しいくからおむすび貰いなさい』みたいな感じ。
なんの準備もしてないのか…。おいおい、と思ってました。
まーちゃんは美味しそうに食べてて可愛かったです。
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まーちゃんはまだ無口。
兄の友人は怖がるのにしいくいんは大丈夫、と行った感じでした。

子供好きなしいくいんですが、唯一興味のない子供が兄の子、まーちゃんでした。
理由は兄が面倒くさいから。
ちょっかいかけようものなら有る事無い事言われるに決まっている。

兄のお嫁さんの出産時はしいくいんの母親がひと月ほど手伝いに行っていたので、お祝い持って行きましたが、顔も覚えてなく、抱っこもしませんでした。

そのうち、もっと孫に会いたいと母親がダダをこね、お嫁さんに嫌われてしまい、実家に寄り付かなくなりました。。。
そもそも宮城と東京で遠いしね。
久しぶりに兄が一人でまーちゃんを実家に震災直前の正月連れてきて、それを見かけました。
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兄はまーちゃんを置いてお出掛け。深夜まで帰ってこないので母が嬉しそうに世話を焼いていました。
まーちゃんの大好物のイチゴ食わせすぎたとか…。
庭にイチゴのビニールハウスまーちゃんのためにしいくいんの父親が建てていました。溺愛されていましたよ。

人見知りで口数の少ない子供でした。
姉に似てるな、小さくて可愛いなーとは思ってました。
それがまだしいくいんの家族が生きている時のまーちゃんの印象でした。

ある日、兄からメールが。
『まーが補導されて今から帰らないと。仕事も休むから5万振り込んでくれ』
何故1日で5万が必要かという突っ込みを入れたかったが、それよりも補導!?
(両親が遺したお金の兄の口座はしいくいんが管理しています。つかっちゃうからね。)

どうもこっそり登校したふりして家に帰ったが、鍵をなくして家に帰れず、ふらふらしていて駅で補導されたらしい。
開いた口が塞がらないというか。学校のことを聞いても口数が少ないし、怪しいと思ったがやっぱり登校拒否をしていたか…。


しいくいんはここぞとばかりに、近くに住むことを勧めた。
物件も探して送った。
取り敢えず、その日はスルーされたが2、3日後にまたメール。
『もう施設に入れるしかない。いうこと聞かない。学校行かない。育てられない。』

おいおい。その前に引っ越してこいよ、と思い説得するとついに兄が物件を見に行っても良いと言ってくれた。
しいくいんのお家から1分くらいの物件がいくつかあって、広さも兄が住んでる場所よりすっごく広い。
その日のうちに週末に内見の予約を入れた。

ここからその日の絵日記。
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その日は歌のレッスンに行ってから物件の内見に行く予定でした。
迎えに行って車に乗せたらまーちゃんが虚ろな表情をしていました。
びっくりしました。兄はずーっとお小言言ってた。
明らかにまーちゃんおかしいから兄はせめて黙ってた方がいいと思うが、兄に何か言うと何を言い出すかわからないので黙ってました。
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兄はレッスンの間いなくなる。
2人になって話すとやっと表情が戻ってきました。
でもなんか、髪の毛がおかしい。後頭部がバッサリ行ってる。ナニコレ…。
取りあえずレッスンは大爆笑しながらいつも通り終了。
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パパ(兄)との待ち合わせの時刻を5分遅らせてクレープをこっそり。隠す意欲が満々のクレープの包み紙の処理。
最近パパに内緒の方が色々面倒臭く無いって気づいているまーちゃん。
しいくいんには内緒にしたらダメよ。
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まーちゃんは10歳だし、自分から手を握ってくることはもう無かったのに、しいくいんと手を繋ぎたがった。
兄が、しいくいんが結婚してから(2年近く前から)しいくいんには迷惑をもうかけるな、的なことをまーちゃんに言ってたと思われる。
すぐ適当にいらんこと言うから…。まーちゃんは真に受けてしまうのに。
また甘えてもいいんだって、思ってくれたみたい。しいくいんもこの時はホッとしました。

でも、状況は色々考えてるより悪かった。
続きます。

新しく家族(と言っても半分うちで暮らす感じ。)になるまーちゃんについて紹介します。
しいくいんには素直過ぎるほど素直で、本当に可愛いまーちゃん。
いつもしいくいんを信頼してくれています。

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色々ありまして、うちで生活の面倒をみることになりました。
親権者は変わらず兄。
朝起きたらうちに来て、夜はお風呂も歯磨きもして兄に渡す感じになる予定です。
服も教科書もうちに置き、学習も、生活習慣もしいくいんが見ることになりました。
それが親元から引き離さず、普通学級に通える(ダメなら知的障害学級に行く)条件というハードな話に…。
しいくいんは親と暮らせない子供が暮らす施設でボランティアを数年してたことがあり、実質的には知的障害学級にこういう場合行った方がいいと教えてもらっていたけれども…。
知的障害学級に行った方がケアがしっかり受けられるんだけど、知能指数が一定値以下じゃないと高校で進む道が無くなるんですって…。
ちゃんと障害がある人じゃないとケアが受けられないのは当たり前の話かな…。
障害学級から普通学級に行くのは勉強の進みが違うために厳しいと言われています。
それでもずっと小1並よりはマシだけど。とりあえずしいくいんは家庭学習頑張らせます。

大人を気遣う可哀想なくらい優しい子です。
兄が精神的に圧力をかけてしまい、こういう子になってしまいましたが度が過ぎると精神的な虐待と判定されます。判定されてしまいました。
学校からやりなさいと言われたことを親に頼めず、家庭学習ができなくなって学校についていけず結果登校拒否に。
学力は一年生並みですが、知能指数は普通並み。
性格や日常生活は小学四年生並。電車も一人で乗れるそうです。

まだ一緒に暮らしてないし、兄はしいくいんに色んなこと(数年に渡る登校拒否も)を隠していたようなのでしいくいんもわからないことがたくさんです。
一つ言えるのは、まーちゃんはしいくいんが大好きで、しいくいんもまーちゃんが大好き。
すっごく苦労して、今まで不安の中ででも笑顔で暮らして来た子です。
悲しいことと向き合うまーちゃんをしいくいんは沢山見てきました。
なんとかこれからの人生を立て直したいとしいくいんは思っていて、まーちゃんもやる気をみせています。
まーちゃんは何故かしいくいんといると勇気が出るみたいだし、安心するみたい。
これからなんとか足掻いて、頑張っていくので応援してくれると嬉しいです。

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