ある日、兄からメールが。
『まーが補導されて今から帰らないと。仕事も休むから5万振り込んでくれ』
何故1日で5万が必要かという突っ込みを入れたかったが、それよりも補導!?
(両親が遺したお金の兄の口座はしいくいんが管理しています。つかっちゃうからね。)
どうもこっそり登校したふりして家に帰ったが、鍵をなくして家に帰れず、ふらふらしていて駅で補導されたらしい。
開いた口が塞がらないというか。学校のことを聞いても口数が少ないし、怪しいと思ったがやっぱり登校拒否をしていたか…。
しいくいんはここぞとばかりに、近くに住むことを勧めた。
物件も探して送った。
取り敢えず、その日はスルーされたが2、3日後にまたメール。
『もう施設に入れるしかない。いうこと聞かない。学校行かない。育てられない。』
おいおい。その前に引っ越してこいよ、と思い説得するとついに兄が物件を見に行っても良いと言ってくれた。
しいくいんのお家から1分くらいの物件がいくつかあって、広さも兄が住んでる場所よりすっごく広い。
その日のうちに週末に内見の予約を入れた。
ここからその日の絵日記。
その日は歌のレッスンに行ってから物件の内見に行く予定でした。
迎えに行って車に乗せたらまーちゃんが虚ろな表情をしていました。
びっくりしました。兄はずーっとお小言言ってた。
明らかにまーちゃんおかしいから兄はせめて黙ってた方がいいと思うが、兄に何か言うと何を言い出すかわからないので黙ってました。
兄はレッスンの間いなくなる。
2人になって話すとやっと表情が戻ってきました。
でもなんか、髪の毛がおかしい。後頭部がバッサリ行ってる。ナニコレ…。
取りあえずレッスンは大爆笑しながらいつも通り終了。
パパ(兄)との待ち合わせの時刻を5分遅らせてクレープをこっそり。隠す意欲が満々のクレープの包み紙の処理。
最近パパに内緒の方が色々面倒臭く無いって気づいているまーちゃん。
しいくいんには内緒にしたらダメよ。